
食品と飼料の分析
食品と飼料製品の分析は、製品の品質の監視、食品/飼料の安全性の保証、公的規制への準拠など、さまざまな理由から行われます。
品質保証
食品メーカーは、安全で高品質な製品を確実に製造しなければなりません。この目的のため、メーカー各社は正確な分析装置による分析を利用します。当社は、食品・飼料分析のための分析メソッドを幅広く揃え、AACC、AOAC、ASBC、EBC、MEBAK、ICC、EPA、ISO、Coresta、GB、LFGB、NYTなどに準拠した信頼性の高いルーチン分析を提供しています。
正確な分析結果
お客様の現場に設置される前に、分析装置は徹底的にテストされ、最も最適で正確な分析結果を得るためにお客様の基準に沿って設定されます。さらに、特定の試料に対する新しいアプリケーションの開発については、お客様との緊密な連携の下 Skalar 社のアプリケーションラボが全面的にサポートします。
高い時間効率
試験機関にとって、時間は非常に重要な要素です。Skalar の分析装置による分析の自動化は、分析時間を短縮し、試料のスループットを向上させます。生産量の変化を検出するまでの応答時間が短縮され、生産プロセスの管理向上と無駄の削減が保証されます。
高い経済性
購入者にとって経済性は非常に重要なポイントです。運用コストが低いため、スピードと信頼性の向上を念頭に置いた自動化の選択が容易になります。
食品・飼料分析のための自動化ソリューション
SAN++®シリーズ分析装置は、乳、でんぷん、穀類、米、食肉など様々なアプリケーションの分析が可能です。分析は、EPA、ISO、AOAC、Coresta、EBC、ASBCなどの標準メソッドに準拠しています。

特徴
- 高速な試料スループット(最大毎時140分析)
- 40~800ポジションのオートサンプラーが利用可能
- 作業標準液の自動調製
パラメータ
- アミノ酸(全)
- アミノ態窒素(遊離)
- アンモニア
- アミラーゼ
- アスコルビン酸(ビタミンC)
- カフェイン
- カルシウム
- 塩化物
- フッ化物
- ヒドロキシプロリン
- ヨウ素
- 鉄
- L-乳酸/D-乳酸
- 乳糖
- 硝酸塩+亜硝酸塩(ヒドラジン還元)
- 硝酸塩+亜硝酸塩(カドミウム還元)
- 亜硝酸塩
- リン酸塩
- カリウム
- タンパク質
- リボフラビン
- ナトリウム
- 糖類(全/還元)
- でんぷん
- 亜硫酸塩
この分析装置は、食品や飼料試料の窒素/タンパク質自動分析に最適なソリューションをお探しの民間試験機関や食品/飼料メーカー向けに特化して設計されています。

特徴
- デュマ法に基づく分析
- 迅速なサイクルタイム5分
- 最大3.0 gまでの試料量
- 100ポジションのランダムアクセスオートサンプラー
- 再利用可能な石英るつぼを使用。毎回の分析後、試料灰はるつぼ内に残るため、燃焼ゾーンに試料灰が蓄積することがなく、メンテナンスの負担が軽減されます。
- 独自の垂直試料導入システム
- フレックスランピングシステムにより、食肉などの複雑な試料を様々な段階で加熱可能
- AACC、AOAC、ASBC、EBC、MEBAK、ICC、ISO、GB、LFGB、NYTなどに準拠した信頼性の高い全窒素/タンパク質分析のための統合メソッド
アプリケーション
- 穀類
- 乳製品
- でんぷん
- 穀物製品
- 食肉
- 飼料
- 米
- 麦芽・麦汁